先日、parce que と puisque の違いを調べる機会がありました。せっかくなのでブログ記事としてまとめてみようと思います。
parce queとpuisqueは二つとも理由を述べる時に使う表現で、「〜だから」などと訳されたりします。しかし、これら二つの間には明確な違いがあります。その違いとは以下のようなものです。
【今日学んだこと】
— 初級フランス語会話 (@fran_facile) 2018年1月3日
parce que と puisque の違い。
どちらも理由・原因を説明する表現であるが、
- parce que は聞き手が知らない理由を述べるときに使用
- puisque は聞き手や誰にとっても明らかな理由を述べるときに使用
※筆者のtwitterです。フォローしていただけると嬉しいです。
上記の通り、
- parce que は聞き手が知らない理由を述べるときに使用
- puisque は聞き手や誰にとっても明らかな理由を述べるときに使用
という明確な違いがあります。以下、それぞれの例文を紹介したいと思います。
parce que を使った例文
- Pourquoi tu n'es pas venue? -> Parce que mon fils avait de la fièvre.
プるクワ チュ ネ パ ヴニュ? -> パスク モン フィス アヴェ ドゥ ラ フィエーブる
なんで(君は)来なかったの? -> (なぜなら)息子が熱を出していたから
※上で述べたとおり、聞き手は理由を知りません。
puisque を使った例文
- Puisque tu n'es pas venue, je suis rentré chez moi.
ピュイスク チュ ネ パ ヴニュ、ジュ スイ ろントれ シェ モア
君が来なかったから、僕は帰ったよ
※「君」自身は「君」が来なかったことを知っている(自分のことだから当然)-> 聞き手にとって明らかな理由を述べている
まとめ
parce queもpuisqueもとても使用頻度の高い表現ですので、それだけにしっかり使い分けられるように理解しておきましょう。また、twitterの方でコメントいただいたのですが、英語に置き換えると以下のようになるようです。
- parce que = because
- puisque = since
意味の対応は英語を使った方がわかりやすいことが多いですね。非常に参考になりました。