本記事では「~にも関わらず」という意味のフランス語表現を紹介します。
少し長い文章、また複数の文を繋ぎ合わせられるようになってくると必ず使いたくなる表現です。
是非覚えましょう。
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malgré ~
マルグれ
~にも関わらず
例文として以下のものを用意しました。
malgréを使った例文
[例文1]
Malgré ses affirmations, son supérieur ne l'accepte pas.
マルグれ セ アフィ(る)マスィヨン、ソン シュペリエーる ヌ ラクセプトゥ パ
彼がはっきり述べたにも関わらず,彼の上司はそれを受け入れない
[例文2]
Je suis sorti malgré la pluie.
ジュ スィ ソるティ マルグれ ラ プリュイ
雨にも関わらず、私は外出した
[例文3]
Il continue à marcher malgré son blessé.
イル コンティニュ ア マルシェ マルグれ ソン ブレッセ
彼は怪我にも関わらず歩き続けている
malgréの後は名詞(「bien que + 接続法」との違い)
上の例文を見ていただくとわかるように、malgréの後には名詞がきます。
ここは結構ポイントで、節をもってきたい場合には以下の記事で紹介している「bien que + 接続法」のように別の表現を使わないといけません。
[bien que + 接続法の例文]
「bien que + 接続法」の例文を一つ示します。
Bien que ce restaurant soit très cher, il y a beaucoup de monde.
ビヤン ク ス れストらン ソワ トれ シェーる、イリヤ ボクー ドゥ モンド
= このレストランはとても高いにもかかわらす、たくさんの人(客)がいる
他の例文は上の記事に記載されているので併せてご覧ください。
「〜にも関わらず」を意味する別の表現
上に紹介した「bien que + 接続法」に加えて、
以下の記事で紹介している「alors que + 直接法」も「〜なのに、〜にも関わらず」を意味します。
ただし、この「alors que」も後には節がくるので、malgréとは使い方が異なります。ご注意ください。
malgréなど中級表現・文法におすすめのフランス語文法書
ここで、私が使っている文法書を紹介します。
以下のリンクの"Grammaire progressive du francais"の"intermediaire"レベルです。
私はフランスに住んでいて、現地でフランス語のレッスンを受けているのですが、この本を使っています。
すべてフランス語で書かれていますが、とても分かりやすく説明が書いてあるし、例文と問題がたくさんあります(上の例文のいくつかもこの本を参考にさせてもらいました)。
以下のリンクから日本のアマゾンでも購入できるので、是非チェックしてみてください。
Grammaire progressive du francais - Nouvelle edition: Livre intermediaire
- 作者: Maia Gregoire,Odile Thievenaz
- 出版社/メーカー: Cle International
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: ペーパーバック
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ちなみにこの文法書、練習問題の答えば別の本として販売しています(商売上手・・・)。
「corriges」と書かれたのは解答集の意味です。
フランスのテキストはこの手の方法をとっているものが多い。
お金はかかりますが、練習問題までやらないと実力がつかないので、是非併せて購入してください。
Grammaire progressive du francais - Nouvelle edition: Corriges intermedi
- 作者:Pessan, Eric
- 発売日: 2017/09/24
- メディア: ペーパーバック
これで自習ができると思えば高くないはず・・・私も購入しました。
おまけの一言
本記事で紹介した「malgré」は、英語で言う「in spite of」です